いまさら聞けない・・・「オーガニック」ってなに?

Saori Takashiro2021.01.03

突然ですが、"オーガニック"を正しく人に説明することはできますか?

 

ある調査ではオーガニックという言葉を正確に理解していた人は3.7%だったそうです。

これまで「なんとなく良さそう」でオーガニックを手にとっていた方も、この機会に言葉の意味を確認してみましょう。

 

オーガニックとは

オーガニックとは「有機の」という意味。

"化学肥料及び農薬を使用しない有機農法で生産されたもの"を指します。

 

植物油かす類、魚肥類、骨粉類、肉かす粉末等の有機肥料は環境への窒素の流出が少ない傾向にあるため、環境負荷が少ないと言われています。

 

(誤解されがちですが、オーガニック(有機栽培)は「化学的に合成された農薬を使用していない」ということなので、全ての農薬が禁止されているわけではなく、"オーガニック=完全無農薬"ではありません。)

 

日本はオーガニックの食品が少ない?

ヨーロッパなどと比べて日本で有機農業が広がりにくい課題としては

 

  • 高温多湿の気候で病害虫が多く有機栽培が難しい
  • 有機JAS認証の取得基準が厳しく、費用も高額
  • 面積あたりの収穫効率が悪い

 

などがあるようですが、日々私たちが少しでもオーガニックの食品を購入することでオーガニック食品を生産する方を応援することに繋がります。

 

オーガニックの栄養は?

気になるオーガニック食品の栄養面については

 

  • 優位性は特に認められない
  • 抗酸化物質が多く、有害金属のカドミウム濃度・残留農薬の割合が低い

など世界各国の専門家の間でも意見が分かれており、判断が難しいというのが現状です。

 

健康へのベネフィットは今後も研究結果にも注目していきましょう。

 

まとめ

「体に良い」「安心」「美味しい」という捉え方も広がっていますが、歴史的にも法律上でも、オーガニックは"農業による環境負荷を減らす"という視点で定義されています。

 

SDGsアクションプランでも有機農業は2つの優先課題に位置付けられているように、オーガニック食品を選択することは持続可能な食料生産への貢献にも繋がるといえます。

 

今後日本でもオーガニックがさらに広まっていくよう、まずは消費者としてオーガニックの商品を手にすることで応援していきたいですね。

 

出典

①農業環境対策課 「平成29年度有機マーケットに関する調査」

②FiBL&IFOAM The World of Organic Agriculture statistics & Emerging trends 2018

③SDGSアクションプラン2020

④Higher antioxidant and lower cadmium concentrations and lower incidence of pesticide residues in organically grown crops: a systematic literature review and meta-analyses,Br J Nutr. 2014 Sep 14;112(5):794-811

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