
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年の国際サミットで国連加盟の193カ国の首脳たちが2030年までに達成しましょうと定めた国際社会共通の目標のこと。
2020年のSDGs達成度ランキングで日本は17位。昨年度から順位を落としています。
4年連続でSDGs 1位になっているのがスウェーデン。
今回は、スウェーデンでのサステナビリティの取り組みについてご紹介します。
サステナブルについて学べる義務教育

2009年「サステナブルなスウェーデンを目指すための16の目標」を国民に向けて発表。
2012年から取り組みがスタートしました。
エコシステム、生物多様性、循環型経済、健康、よい消費者のあり方を義務教育で学んでいます。
ゴミの活用

スウェーデンではゴミが100種類近く分別されています。
年間約200万トン排出される家庭ゴミを99%リサイクルし、発電のための燃料に回されることでスウェーデン国内25万世帯の電力をまかなっています。
消費者の行動

義務教育での学びもあり、消費者の意識が高いことで知られています。
各自治体には「よい消費者としてのあり方」をアドバイスする人が配置されており、MSC認証(海のエコラベル)やASC認証(養殖に対する認証)、オーガニック商品の推奨など積極的に行っています。
「消費者がサステナブルな商品を求めているから企業が動く」という循環が出来ています。
SDGsに関する世界初の事業

消費者の意識もあり、企業はサステナビリティを追求する事業を作りやすい環境にあります。
リサイクル品を回収・修理し、新たに蘇らせて販売している100%中古品のモール「ReTuna」、廃棄される食料品を半額以下で購入できるアプリ「Karma」など、サステナブルな社会の実現に向けた世界初の事業がスウェーデンから生まれています。
家庭ごみの積極的なリサイクルなどスウェーデンの良い所を取り入れながら、個人ですぐにできることからぜひ始めてみてくださいね。