地球上の昆虫が絶滅する?残された時間はあと100年

Bene2021.09.18

近年、昆虫が大幅に減少していることを示す研究結果がいくつも明らかになっています。

 

その絶滅のスピードは哺乳類・鳥類・爬虫類などの動物で見られるよりも8倍速く、「これが地球の生態系に与える影響は控えめに言っても壊滅的」とも言われています。

 

また、生態系を保護するためには、現在の農業を見直すべきと指摘も…

 

 

1.地球上から昆虫がいなくなる?

シドニー大学の研究者でもあるフランシスコ・サンチェス=バヨ氏は「10年で4分の1が減少、50年で半分しか残らず、100年後にはまったくいなくなってしまう」と話しています。

 

地球上に生息する昆虫の総数が1年に2.5%のペースで減少し、この傾向が続けば、2119年までに地球上からいなくなる可能性が。

地球の生態系の壊滅的な結果をもたらすことになります。

 

 

2.例えばハチがいなくなると

世界の市場で取引される4分の3は花粉を媒介する一定程度依存しています。

 

🌼 野菜や果物が入手困難になる可能性

果物、野菜の生産に重要な役割を果たしています。

 

🌼 アーモンドの受粉に依存

カリフォルニアは世界のアーモンドの80%を生産し、毎年130万の蜂の集団が必要。

 

🌼 コーヒーの生育

昆虫などによる受粉への影響は5~10%程度頼っており、コーヒー栽培地域のハチの多様性は今後18%まで減少すると言われています。

 

 

3.農業が昆虫減少の原因に

殺虫剤・肥料・土地の過度な農業利用がこの減少の主な要因となっています。

 

そのため持続可能な農業と食や昆虫などを守るため、農薬や化学肥料や遺伝子組み換え種子を使わずに生物多様性を尊重する生態系農業が必要とされています。

 

グリーンピース(国際環境NGO)が掲げた生態系農業を支える7つの原則では、自然災害に負けず、食料を生産し続けられ、食料システムを再構成することで気候変動の影響を和らげることができると記されています。

 

 

4. 農林水産省の新たな農業戦略

農林水産省は、持続可能な農業の実現に向けて、2050年までに有機農業を農地全体の25%に拡大するという目標を盛り込んだ新たな戦略案をまとめました。

 

理由として、環境意識の高まりで、有機農産物への需要が拡大しているからと話し、実現に向け、

 

■除草ロボットやAI(人工機能)を活用した

 土壌の診断システム

 

■低コストで有機肥料をつくる技術などの

 開発を助成をするなど。

 

手間をかけずに有農業に取り組める環境づくりを進めるとのことです。

 

 

5.私たちにできること

🌼 地産地消や旬のものを食べよう!

地産地消などは農地等の生態系の保全や輸送・生産に必要なエネルギーの削減にもつながります。

 

🌼 自然と触れ合う機会を増やす

自然と触れ合うことで、身近な自然や生き物に対する興味や関心を深め、家庭や地域での対話や生物多様性に対する理解が広がります。

 

🌼 殺虫剤の使用

防虫・虫除けなどは自然素材のヒバ油などがおすすめです。

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