香りが引き起こす環境問題

香害とは

Bene2021.09.28

近年、柔軟剤や化粧品などに含まれる人工的な香料で体調不良を引き起こす「香害」が社会問題となっています。

 

日常生活で香料付き製品を使用している方は81%にのぼり、国民生活センターの発表によると2013年以降、香りに関する相談件数が毎年一定程度寄せられています。

 

今後、香害や香料のエチケットなど社会的理解がさらに必要とされています。

 

 

1.香害の例

主な割合として

・柔軟剤(86%)

・香り付き合成洗剤(75%)

・制汗剤(43%)

その他にも、香水/除菌剤/芳香剤/タバコなどが挙げられます。

 

 

2.香害による人体への影響

■頭痛

■吐き気

■思考力低下

■咳

■疲労感

■目まい

 

なかには、喘息の発作など持病が悪化、意識を失って失神するという重い症状が出る人も。

 

 

3.「いい匂い」のための工夫が

   もたらす香害

「香りが長持ち」「ナノ消臭成分」などとうたう機能は、ウレタン樹脂やメラミン樹脂でできたマイクロカプセルに香りや消臭成分を閉じ込めています。

 

消費者の多くは、製品に添加された甘い香りが、複数の化学物質から合成された人工的なニオイであることも知らずに、消臭成分や香料などが拡散されています。

 

そして、知らず知らずに人工化学物質を吸入し、香害が引き起こされており、環境への影響も疑問視されています。

 

 

4.香害防止への動きは?

規制を求めた声は寄せられているものの、厚生労働省は、因果関係を把握して科学的な原因究明がはっきりしてから規制を考えるとのこと。

 

経済産業省は、香料成分が健康被害の原因であるという科学的知見はないとの認識から規制を考えていないと回答。

 

情報収集の段階としてすぐに対策も規制はなく、日本の行政の動きはまだまだ鈍い傾向です。

 

 

5.私たちができる選択

自分が好ましい香りが他も同じように感じるとは限らないことを知った上で、気を使った商品の選択や、使用をすることです。

 

例えば、無香料のものを選んだり、公共施設や飲食店に足を運ぶ際には配慮するといったこと。

 

自分の何気ない行動で不快になる人が少なくなるよう、ちょっとした一工夫を日常に取り入れてみませんか?

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