安価なのはなぜ?

サラダ油の正体

Bene2021.10.15

皆さんは料理に使う油は何を使用していますか?

 

身近で安価に手に入ることから「サラダ油」を使用している方も多いのではないでしょうか?

 

もし、気にせずに購入しているのであればちょっと待って!!!

 

安価に大量に使われている背景には必ず理由があります。

 

今回は、そんなサラダ油を避ける理由についてまとめました。

 

※皆さんはどのように油を選んでいるのか、おすすめの油などあればぜひコメントお待ちしています。

 

 

1.サラダ油のサラダとは

サラダ油は、大正13年に日本で誕生。

 

当時の日本には生野菜を食べる食習慣がなかったため、生野菜のサラダ料理に合わせるための油として開発されたのだそう。

 

サラダ油はJAS(日本農林規格)に定められ、基準を満たした原材料・成分・認定工場で製造されたもののみサラダ油ということができます。

 

 

2.サラダ油の原料

油菜・綿実・大豆・ごま・紅花・ひまわり・とうもろこし・米(米糠)及びぶどうにサラダ油の規格があります。

 

その原料もひとつに限らず、2種類以上の原材料を混ぜた商品もあり、「混合サラダ油」とも言われています。

 

サラダ油を買う際は、どんな原料が使われているかパッケージの裏の表示をチェックするようにしましょう。

 

 

3.サラダ油の製造工程

一般のサラダ油には、油を抽出するときに様々な化学薬品を使用します。

 

■ 原料

多くは輸入の遺伝子組み替えされたナタネやダイズが原料です。

 

■ 抽出

神経毒性のあるノルマルヘキサンという有機溶剤を使用し高温処理するため、トランス脂肪酸が増加する可能性があります。

 

■ 精製

リン酸・シュウ酸・苛性ソーダなど合成の加工助成剤が使用されますが、製品に残らないことから原材料には表記されません。

 

 

4.体への影響

■トランス脂肪酸

がんや動脈硬化のリスクを高めることが認められ、 日本では規制されていないものの、摂取量を規制している国もあります。

 

 

■植物油に多く含まれるオメガ6系多価不飽和脂肪酸(リノール酸やアラキドン酸など)

過剰に摂取すると、体内に炎症が不必要に起き、高血圧症や糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病も起こりやすくなります。

 

 

酸化防止剤としてBHA(ブチルヒドロキシアニソール)

BHAという食品添加物が用いられていることもあり、1998年に食品衛生調査会で、ラットに対する実験では発がん性を確認されています。

 

 

5.良質な油のチェック

下記の項目を満たすものは優秀な油!自分が納得できる油選びの参考にしてください。

 

■ 何の油なのかが明確

■ 非遺伝子組み替え

■ 専用の機械で潰して油を抽出する、昔

     ながらの製法の圧搾法 ※1

■ 国産原料

■ オーガニック認定マークがついたもの

■ 容器はできれば褐色の瓶のもの ※2

 

※1

油の搾り方には「抽出法」と「圧搾法」の2種類。

抽出方と比べ、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、油に原料本来の風味や栄養がそのまま残されます。

 

※2

プラスチックには主にBPA(ビスフェノールA)という物質が含まれています。

女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を示し、乳がんなどの原因が考えられている物質です。

 

 

6.油を選ぶという選択

パッケージなどを見るとヘルシーなどと書いてあり一見良さそうに見える物や、業務用の油には消泡剤としてシリコーンが使用されていることがあったりと、これまでみてきた通り決して安全とは言い切れません。

 

毎日の食事で必ず摂取する油を見直してみてはいかがでしょうか。

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