
安くて最近ではコンビニでも買うことができて非常に手軽な加工食品「トマト缶」
スーパーで見かけるトマト缶は、一缶400グラムのものが多く100円以下のものまでありますよね。
時間をかけずに手軽に使え、なおかつ低価格でいいことばかりなイメージですが、実は安いトマト缶には危険が伴う反面、幼い子どもや出稼ぎ労働者たちが過酷な環境で働かせられているとも言われています。
(参考:格安「トマト缶」の中身は、灼熱の農場で子供たちが収穫していた! | クーリエ・ジャポン (courrier.jp))
今回は、トマト缶に隠される黒い真実についてご紹介します。
1.中国産トマトがイタリア産に

市場がグローバル化した現代において競争相手は増え続け、当然安いトマトが求められます。
その安く入手できるのが、トマト生産量1位の中国。
トマト缶の表記にはイタリアと書かれていることが多いですが、中国で生産したものをイタリアが輸入し、手を加えイタリア産として表記しているのがほとんど。
農林水産省の加工食品のガイドラインでは、「原産国については輸入加工食品の場合、食品が最終的に加工された国の名前が原産国」と表示されています。
2.トマト缶の危険性その1(缶に含まれるBPA)

トマト缶の内側には、缶の腐食や金属が溶け出すのを防ぐためにコーティング剤として、プラスチック原料のビスフェノールA(BPA)という化学物質が使われています。
トマトの酸の影響で缶の中で溶け出しやすく、動物試験では多量摂取をすると、神経や行動・乳腺・前立腺がん・思春期早発などにつながると示唆されています。
3. トマト缶の危険性その2(添加物だらけの黒いトマト)

ガーナにある中国企業のトマト缶加工工場では、衛生基準を満たせずに酸化・腐敗して真っ黒になったトマトは「ブラックインク」と呼ばれます。
ブラックインクはそのまま市場に流れず、デンプンや食物繊維を加えてとろみを出し、色をごまかすため着色料などを投入。
濃縮トマト31%に対して添加物が69%。
本来の赤い色は失われ、インクのように黒ずみ、低品質のトマト缶を非常に安くアフリカでは取引されています。
4.その対処法

トマト缶を買う際にできる選択肢として、
■オーガニックのBPAフリー記載のもの。
■紙パックでオーガニックのものを選ぶこと
がオススメです。
また、おつとめ品などで生のトマトがあったときはフレッシュなトマトピューレが作れてラッキー!
安さの裏側には必ず理由があります。
一人ひとりがモノの本質的な価値を見抜くために理由を知ることは大切だと思います。