
ファッション産業は世界で最も環境負荷の高い産業の一つということもあって、最近SNS上でもファッション産業の問題点などが発信されているのを、しばしば見かけるようになりました。
実際、こんな統計も・・・
・平均的な消費者は毎年約32kgの服を処分
・毎年世界全体生産される1,200万tの繊維のうち、95%はまだ使える状態にも関わらず廃棄
・2018年の日本の現状として、国内市場に出回った衣料品約29億点のうち、15億点が売れ残ったと推測されており、その一部は廃棄処分
しかし、そうは言われても、ファッション好き/楽しんでいるという方にとっては中々難しいところもあるのではないでしょうか。
そんなあなたに提案したいのが「サステナブルファッション」
流行の入れ替わりが激しく、多くの問題を抱える従来のファストファッションから、これからの未来へ持続可能なサステナブルファッションを選択し、楽しんでみるのはいかがでしょうか?
従来のファッション産業の課題

・環境負荷が高い
原材料の調達、生地。
衣服の製造、輸送から廃棄に至るまでそれぞれの段階で環境に負荷を与えてしまいます。
・人権問題
安く大量に生産するために、発展途上国の人々が劣悪な労働環境、低賃金長時間労働で働いていることが多いです。
もうひとつの深刻な問題、衣服ロスとは

まだ使用することができるのにも関わらず、廃棄されてしまう衣服のことを「衣服ロス」と言います。
会社がブランド価値を保つために売れ残りを処分することや、ファストファッションの普及による、流行りの急速な変化により多くの売れ残りが生まれてしまうことが原因となっています。
今注目のサステナブルファッションの重要性

サステナブルファッションとは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスに置いて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境に関わる人・社会に配慮した取り組みのことを言います。
具体的なアクション例(購入前)

・自分が持っている服を一度見直す
ある統計によると、私たちの約64%は所有する衣服の量を把握せずに服を購入するのだとか…
・流行りに流されない自分のスタイルを見つける
・サステナブルな企業をリサーチし、積極的に選択
例:パタゴニア、アディダスなど
具体的なアクション例(購入時)
・本当に必要かをよく考える
購入する時には、「長く使えそうな素材か」「自分が持っている服と組み合わせられるか」そして何より、「その服を本当に好きか」が重要な見極めポイントだと思います。
・古着に挑戦してみる
・服が店で売られるまでの背景に目を向ける
ここで参考になるのが認証マーク!
エコマーク、国際フェアトレード認証ラベル、OCS認証、GOTS認証がついているものを選択するように心がけるといいかも。
具体的なアクション例(購入後)

・自分が持っている一着一着に愛着を持ち、
長く使う
お直しなどを加えていくと更に愛着が倍増するかも!?
・正しくお手入れする
皆さんは洋服についているラベルを確認するでしょうか。ラベルをしっかりと読み正しく
お手入れすれば服を長く楽しむことができます。