
国連が毎年行っている幸福度ランキング(World Happiness Report)で、上位にいることが多い「デンマーク」。
今回は、そのデンマークで大切にされている「ヒュッゲ」というライフスタイルについてご紹介します✨
ヒュッゲとは、ざっくりいうと「人と人とのふれあいから生じる、温かく居心地の良い雰囲気」を指すデンマークの言葉。
日本ではまだあまり知られていないライフスタイルですが、2016年頃から世界的に注目されつつあります。
今回は、そんなヒュッゲの概念やヒュッゲを生活に取り入れるためのヒントをご紹介します。
もしかすると、日本語でいう「ほっこり」の感覚と共通する部分があるかも…?!
感想やコメント、お待ちしております🙋♀️
1.ヒュッゲとは

ヒュッゲとは、デンマーク語で「居心地が良い空間」「楽しい時間」を指す言葉です。
たとえば…ゆっくりとした時間の流れを楽しみながら、お家で大切な人と時間を過ごすひとときなども「ヒュッゲ」。
ヒュッゲの概念は、デンマーク人にとって、幸せに過ごすために欠かせないものだと言われています。
ではこれから、ヒュッゲに習う、「幸せのヒント」をいくつかご紹介します。
1.「ヒュッゲ」に習う幸せのヒント
①自然を感じる

デンマークでは車の登録料が高いこともあり自転車に乗る人が多く、風を体で感じながら通学や通勤をするんだそう。
日本でも自然を身近で手軽に感じられる「アーシング」などもおすすめです。
2.「ヒュッゲ」に習う幸せのヒント
②心地いい空間作り

デンマークでは昼夜問わずキャンドルを灯す習慣があり、炎の明るさと温かみからは食卓も心地いい空間に。
キャンドルのあかりと共に、心が落ち着く時間を作ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、炎の動きに見られる「1/f揺らぎ」というリズムは、脳をリラックスさせる効果があるのだとか。
3.「ヒュッゲ」に習う幸せのヒント
③大切な人と時間を過ごす

温かい人間関係は人生の潤滑油。
デンマークの人は家族はもちろん友人や隣人との繋がり、絆をとても大切にします。
感染症の蔓延など、世知辛い世の中ではありますが、冬なら鍋を囲む、手巻き寿司など、日本の食文化で楽しむのも素敵ですね。
ちなみに…
「人の幸福度」について研究したハーバードメン研究では、幸福度が高かった上位10%と、そうではない下位10%を比較した結果、両者の最大の違いが「温かい人間関係」を人生で築くことができたかどうかだったという結論が出ています。
温かい人間関係を築くことができたトップ10%の人は、下位10%の人と比較して専門分野で成功した人が3倍多く、年収も高かったそう。
参考:「世界56位」日本が幸福度ランキングで毎年惨敗する根本原因 上位と下位を分ける"意外なもの" | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
4.「ヒュッゲ」に習う幸せのヒント
④ あるものに目を向ける

在るもので自分を満たしてあげること。
日本だと、「足るを知る」や「わびさび」などに近いかもしれません。
便利な世の中だからこそ、今よりももっと欲しい!と欲を出すばかりではなく、周りを見渡して、今あるものに感謝の心を忘れないことを大切にしたいですね。
5.幸せは案外そばにある

ささやかなことで喜びを感じられるようになると、毎日幸せな気持ちで過ごすことができるのではないでしょうか。
本当はもう幸せなのに、それに気づけないのはもったいないことですよね。
固定観念や周囲の価値観にとらわれず、自分だけの「幸せのカタチ」を見つけたいですね。