ヴィーガンやベジタリアンが注目!

美味しいものへの探求心から生まれた「精進料理」とは

Bene2021.12.10

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ユネスコ無形文化遺産に登録され、今や世界的に有名になった「和食」。

 

実は、この和食が発展するのに非常に重要な役割を担っていたのが「精進料理」です。

 

精進料理は、動物性食材を使わないため、ベジタリアン・ビーガンからも注目を浴びていると同時に共通点が多いのも特徴👀🌱

 

今回は「精進料理」とはなんなのか、また、ヴィーガンの食事スタイルとの共通点も含めてご紹介します。

 

 

1.精進料理とは 

精進料理とは、中国仏教の「肉食忌避」の思想に基づいた、

 

□動物性食材を一切使わない料理

 

□仏教の教えに基づいて殺生を避けること

 

□煩悩を抑えること

 

これらを目的とした料理です。

 

仏教の戒律に従った植物性食品だけが、食材として使用されることが許されています。

 

まさに今、さまざまな観点から注目されているベジタリアンやビーガン料理のさきがけのような料理なのです。

 

 

3. 精進料理で最もよく使われている食材  その① 「大豆」

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精進料理で最も多く使われていた代表的な食材は「大豆」

 

豆類を食べることで、本来動物性食材で摂取するタンパク質を補っていたそう。

 

(これは今のビーガン・ベジタリアン料理と同じですね!)

 

たとえば… 胡麻豆腐 / 湯葉 / 味噌など。

 

お寺が多い京都で湯豆腐・湯葉料理が有名なのは、精進料理の名残りと言えます。

 

 

4. 精進料理で最も多く使われている食材  その② 「野菜」

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野菜はあらゆる調理法が可能で、和え物 / 焼き物 / 煮物 / 揚げ物 / 酢の物 / 汁物などに使用が可能です。

 

たとえば… けんちん汁 / 精進揚げ(野菜の天ぷら) / 精進出汁など。

 

また、日本の伝統的な調理技法である「剥き物」という飾り切りでは、見た目にも美しい季節を感じる盛り付けが特徴的!

 

精進料理では野菜や乾物を駆使し、盛り付けも含めて「満腹感を得られる工夫」が施されています。

 

 

5. 精進料理で最も多く使われている食材  その③「もどき料理」

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精進料理の大きな特徴が、植物性食材を動物性食材のように見せた「もどき料理」です。

 

たとえば… がんもどき / 豆腐をうなぎに見立てたうなぎの蒲焼 など。

 

ヴィーガンなどの食事スタイルでも、植物性素材を使用したハンバーガーや卵、最近ではツナまでも、代替食の注目が高まっていますよね。

 

疑似肉という発想は、まさに日本に古来からある「精進料理」の中の「もどき料理」に通ずるものがあります。

 

 

2. 「五葷」の禁止

また、精進料理が一般的なベジタリアンやビ―ガン料理と大きく異なる点は、煩悩を刺激する「五葷」の禁止です。

 

 


煩悩への刺激を与えるといわれている5種類の野菜(五葷)…


ニンニク / タマネギ / ネギ / ニラ / ラッキョウ

 

 


その理由…


五葷は、人間が元来持っている「気」を傷つける野菜とも言われています。

 

また、臭いが強いことで修行の妨げとなったり、欲情や怒りを仰ぐ煩悩への刺激物となることも理由となって精進料理での使用が禁じられています。

 

さらに、ニンニク、タマネギ、ラッキョウといった球根類は、球根部分が植物の肉体そのものに当たるため、五葷として禁じられています。

 

 

6.最後に

五味五色五法

精進料理は、仏教という宗教的な側面だけからとらえられるのではなく、その本質に目を向けられて文化として進化・発展を遂げている点も精進料理の素晴らしさや大きな魅力の1つ。

 

その派生文化の1つがユネスコ無形文化遺産に登録されている日本が世界に誇る食文化「和食」があります。

 

さらに、現在、現代版の精進料理やもどき料理にも通ずる、世界的にベジタリアンやヴィーガンが急増している今、代替商品をはじめ更なる発展を遂げよう大きな波紋をよんでいます。

 

動物・環境、また人間の体にも優しい日本のヴィーガン料理とも言われる精進料理を、ぜひこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。

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