
和食文化を語る上で欠かせない料理の一つ「蕎麦」
また、日本生まれのプラントベース食事法「マクロビオティック」においても、蕎麦は重視されている食材の一つですよね。
日本人にとって「蕎麦」は麺として食べることが多く、あの蕎麦独特の香りと喉越しは大好きな方も多いはず♪
また、日本国内で見かける海外の蕎麦レシピでメジャーなものとしては、フランスのクレープ生地「ガレット」もありますよね。
実は、これ以外にも日本ではあまり知られていない蕎麦の人気メニューがあるんです!
それは、ロシアの郷土料理である「カーシャ」という料理🍴✨
ロシアには缶詰もあるくらい親しまれているんですよ♪
ちなみに知っている方は挙手を✋(できません笑)
ロシア料理といえばボルシチやピロシキなど、普段の食卓で作るにはちょっと一手間かかるイメージ・・・
ですが、カーシャのレシピは驚くほど簡単!✨
きっとこの手軽さと美味しさを知ってしまったら皆さんの朝ごはんはカーシャ率が高まること間違いなし…♡
今回は、蕎麦の栄養や効能を紹介しつつ、手軽に蕎麦の栄養を丸ごと摂れるカーシャをご紹介します。
1.蕎麦の栄養・効能

☑︎ ポリフェノールの一種、ルチン
生活習慣予防・血管を丈夫にし血液をサラサラにするなど
☑︎ ビタミンB1、ビタミンB2、必須アミノ酸
疲労回復や身体の抵抗力を高める
☑︎ ビタミンE
老化を防ぎ、アンチエイジングに最適!
☑︎ 食物繊維
便秘・ニキビ・吹き出物を解消
蕎麦は昔から食べると健康になり長寿になると言われる食べ物。
日本の山間部など、米が育ちにくい地域では、昔から蕎麦を食べることで栄養を補っていたそう。
2.「韃靼蕎麦」はルチンが豊富!

日本蕎麦と韃靼蕎麦(だったんそば)を比較すると、韃靼蕎麦には、ポリフェノールの一種「ルチン」が日本蕎麦の約120倍も含まれています!
ちなみに…ルチンは、寒さの厳しい北欧では脳卒中予防のため一日に一定量の摂取を奨励している成分。
また中国では、韃靼蕎麦が古くから漢方薬・健康食として扱われています。
3.蕎麦の実を使ったロシアの伝統料理(カーシャとは)

「カーシャ」とは、蕎麦の実を使ったロシア料理。
ロシアのお粥や雑炊に当たり、主に朝食や肉料理の付け合わせとして、日常的に食べられています。
ちなみに、なんとロシアは蕎麦消費量世界一。
ロシア人はこれが本当に好きで「お袋の味」的な存在なのだそう♪
次のページでは手軽に蕎麦の栄養を丸ごと摂れる、カーシャの作り方をご紹介します。
4.カーシャレシピ(材料)

・蕎麦の実 1カップ
・水 3カップ
・塩 小さじ4/1
・バター 10g
《 蕎麦の実の購入方法 》
一般のスーパーでは蕎麦の実を見かけることはなかなかあまりありませんが、雑穀を扱っている自然食料品店や通販で購入できます。
「そば米」という商品名で販売されていることが多いです。
5.カーシャレシピ(作り方)

《 下準備 》
・蕎麦の実を水で洗い、しっかり水気を切る。
1. フライパンにそばの実を入れ、強火で乾煎りする。パチパチと弾ける音がするまで煎る。
2. フライパンに水と塩を入れ、中火で水分がなくなるまで煮る(目安20分くらい)
3. 火を止め、バターを絡めて完成
食べる時にお好みで豆乳や蜂蜜、サワークリームをかけても美味しいですよ♪
はちみつの甘さと、蕎麦の実のトゥルッとした食感がココナッツミルクとタピオカに似ているのだそう♡