
栄養価が高く、ダイエットや健康のために取り入れる方も多い「玄米」
玄米には「発芽玄米」・「酵素玄米」・「もち玄米」などいくつか種類があり、それぞれ食感・風味・栄養など特徴がそれぞれ違います。
少しでも身体に良い玄米を食べたいけれど、「どれを選べばいいの?」「自分に合う玄米が分からない!」なんて悩んでいませんか?
せっかく買った玄米が美味しく食べられないと「自分には合わないな……」と断念してしまうこともありますよね…。
そこで今回は、それぞれの玄米がもつ特徴をまとめました♪
お気に入りの玄米と出会えるきっかけの一つとして、参考にしてみてくださいね!
1.「玄米」

玄米とはうるち米を精白していない状態のお米のこと。
《 メリット 》
玄米は、白米にはない精白される前の殻やヌカがあります。
そのため、白米と比較し、
・低GI(血糖値の上昇が穏やか)
・食物繊維が約5倍
・マグネシウムは約7倍
・炭水化物の量が少ない
・1日に必要なビタミン・ミネラルが豊富(美容効果・新陳代謝UP!)
・GABAが豊富(精神安定作用や便秘改善効果)
《 デメリット 》
・アブシジン酸の含有(消化不良)
・フィチン酸の含有(ミネラル吸収の阻害)
・ボソボソとしていて、硬くて食べにくい
・えぐみや香りが気になる
・5〜6時間の浸水時間が必要
《 こんな方におすすめ! 》
・玄米本来の美味しさを堪能したい方
2.「発芽玄米」

発芽玄米(発芽米)とは、玄米を水に浸けて発芽させたお米のこと。
《 メリット 》
・発芽により、柔らかさと消化吸収率・GABAがさらにUP!
・玄米と比較し、ミネラルが吸収されやすく食べやすい
・酵素が活性化され、お米に甘みと旨味UP!
・玄米と比較し、長い浸水の必要性がない(※発芽玄米の商品を購入する場合)
・玄米の中でも糖質量が1番低い
《 デメリット 》
・発芽玄米を自宅で作る場合、36時間から最大48時間と浸水時間が必要
・玄米に比べやや値段が高い
《 こんな方におすすめ! 》
・胃腸が弱めの方
・便秘気味の方
3.「酵素玄米(寝かせ玄米)」

酵素玄米とは、玄米を小豆と塩と一緒に炊き、3日程度保温して熟成させた玄米のこと。
《 メリット 》
・玄米以上の栄養素を持ちつつ、白米以上の消化の良さを併せ持つ
・玄米を寝かしているため、玄米の酵素がよりUP!
・玄米も小豆も低GI食品(ダイエット効果)
・玄米特有の固さや、ボソボソした食感が気にならない(柔らかく食べやすい)
・小豆の香りに、もちもちとした食感が楽しめる
《 デメリット 》
・熟成期間の手間がかかる(その間、炊飯器が使えない)
・玄米の中でも糖質量が1番高い
・日持ちがあまりよくない(3日ほどで食べ切るのがおすすめ!)
・細菌の繁殖リスク
《 こんな方におすすめ! 》
・料理の過程を楽しむのが好きな方
・お赤飯などのもちもちとした食感が好きな方
・玄米ご飯をアレンジしたい方
4.「もち玄米」

もち玄米とは、もち米を精白していない状態のお米のこと。
《 メリット 》
・玄米特有のにおいが気にならない
・もち米の甘味が◎
・玄米のプチプチ感と粘り強い新食感
《 デメリット 》
・スーパーなどで入手しにくい
《 こんな方におすすめ! 》
・もちもち食感が好き!美味しく玄米を取り入れてみたい方は、もち玄米でスタート♪
5.玄米生活を始める時のポイント3つ
1.無農薬、無肥料の玄米の選択
胚や糠を取り除かない玄米は、精白している白米よりも農薬などの残量が高いと言われています。
無農薬・無肥料の物や減農薬、放射線残量などの検査結果を公表しているものの選択がおすすめです。
2.継続して続けられる価格
玄米は白米と比較し、やや価格が高いものが多いです。
毎日食べる物ですので、ご自身にとって続けやすい価格帯の玄米を探してみてくださいね。
3.生産者の信頼性
→スーパーなどで買う際はなかなか難しいですが、ネット通販は生産者の顔を知れる機会が多いです。
農薬の使用の有無などを含め、信頼できそうな生産者の玄米がおすすめです。