
新年を迎え、ますます寒さが増す中、皆さんは何か寒さ対策をされていますか?
例えば、厚手の服を着て体を温める、湯船にゆっくり浸かるなど…。
表面上は温まるように見えても、実は、体の芯から暖まっていないなんてことも…☃️
今回のテーマは、冷え対策として皆さんもよく知っている「生姜」。
ですが、ただの生姜ではなく、「蒸し生姜」の魅力に迫ります✨
蒸し生姜の驚きの効能を知ってしまったら、さっそく作りたくなってしまうかも!?
では早速みていきましょう♪
1.蒸し生姜とは
生姜を蒸した後、乾燥させたものを「蒸し生姜」といいます。
・蒸す(加熱する)ことで、辛味成分「ジンゲロール」から体を温める効能がある「ショウガオール」に変化。
・乾燥させる(水分量が低くなる)ことで、ショウガオールの成分がぎゅっと凝縮。
生姜を蒸すことで、ショウガオールはなんと33.3倍に増加!
2.「ショウガオール」の特徴

■加熱条件
約100℃で30分生姜を蒸す(加熱する)ことで、ショウガオールの変換率が高くなると言われています。
ちなみに…
✔️生姜焼きは、100℃をはるかに超える温度で加熱しているため、ショウガオールが壊れやすくなります。
✔️炊き込みご飯は、炊飯器でお米と一緒に炊くことで、ちょうど「約100℃」「30分加熱」という条件を満たせるのだそう。
3.蒸し生姜パワーで不調知らず!
蒸し生姜には、次のような効能があります。
☑︎ 冷え改善
☑︎ ダイエット
☑︎ 血液サラサラ
☑︎ 美肌効果
☑︎ 夏バテ予防
☑︎ 生理不順改善
☑︎ 免疫力向上
☑︎ 便秘予防
☑︎ 高血圧予防
4. 生姜の取り過ぎには要注意!

生姜は効果が高い分、体への刺激が強くなります。
摂取量の目安:一日に2~3gまで
生姜の過剰摂取は胃腸の表面を荒らして腹痛や肌荒れの原因にも。
少量ずつ毎日摂取することがポイント。
5.オーブンで簡単!蒸し生姜の作り方

オーブンなら「蒸し工程」と「乾燥工程」を両方してくれるので手軽で簡単♪
材料
・生姜 適量
作り方
1. 1mm厚さで薄切りにする。(厚すぎると乾燥に時間がかかります。)
※ 皮のすぐ内側にも薬効成分が豊富なため、皮も調理します。
2. 天板にオーブン用ペーパーを敷き、生姜を並べて予熱なしのオーブン100℃で約1時間焼く。
※1時間たっても乾燥しなかったら10分刻みで延長で様子をみましょう。
3. 充分に乾燥したらオーブンから取り出し、粗熱がとれたら保存容器に入れて完成!
乾燥後はミキサーにかけて粉末にすることで、料理の使い勝手も◎
6.蒸し生姜応用レシピ①とろ〜り生姜湯

材料
・水 250ml
・蒸し生姜(粉末) お好みで
・蜂蜜 大さじ1
・レモン汁 小さじ1
・片栗粉 小さじ1
作り方
鍋に全ての材料を入れ、よく混ぜ合わせ、中火にかけひと煮立ちさせ、火から下ろしたら完成!
体を温めて風邪予防にもぴったり◎
7.蒸し生姜応用レシピ②厚揚げのトッピングにも

・厚揚げ お好みで
・蒸し生姜(粉末)お好みで
・ねぎ お好みで
作り方
1.フライパンを温め、厚揚げをこんがり色に焼く
2.焼いた厚揚げに、蒸し生姜(粉末)と刻んだネギをトッピングしたら完成!
8.蒸し生姜応用レシピ③おもちいり生姜スープ

材料
・白菜 1枚
・もち お好みで
・蒸し生姜(粉末)お好みで
・だし汁 2カップ
・ポン酢 大さじ2
・ごま油 小さじ1
・塩 少々
作り方
1.白菜は縦半分に切ってから1㎝幅に切り、塩をまぶす
2.もちは半分に切り、ごま油をぬってトースターなどで柔らかくなるまで焼く
3.小鍋にだし汁、生姜、白菜の芯の部分を入れて中火で熱し、沸いたら白菜の葉の部分を加えて弱火で3分煮る
4. ポン酢で味を調えて、2を入れたら完成!
おうち時間にぜひ作ってみてくださいね。