2020年7月、国民に環境問題に対する意識を持ってもらうきっかけとして、
レジ袋の有料化が全国で始まり早2年。
地球温暖化、海洋プラスチック問題への対応策など、
世界中で議論されている「脱プラスチック」が注目されていることが背景にあります。
また、最近ではSDGsに取り組む企業も増え、「脱プラスチック」が重要なキーワードとして取り上げられるようにもなったことも関心の高まりに影響しています。
今回は、大手コンビニのファミリーマートが10月、脱プラに向けた新導入な取り組みも含め、私たちの身の回りで脱プラな取り組みをしている企業をいくつかピックアップしました。
1.コストコ

コストコのフードコートでは、2020年にすべてのパッケージとカトラリーが、
紙またはバイオプラスチック材料に切り替えています。
■ その他の脱プラな取り組み以外にも…
・森林資源の活用に取り組みからレシートはFSC認証紙の使用
・食品製造の過程で出る残飯を飼料や肥料にリサイクル
・完熟しすぎて販売が不可能なメロンを廃棄せず、
高品質のメロンスムージーとして商品化など
脱炭素に貢献し、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、
豊かな共生世界の実現に向けた取り組みを行なっています。
2.ネスレ(キットカット)

ネスレ日本は2019年9月下旬から、キットカットの大袋商品の外装パッケージを紙素材のものに変更することを発表しました。
■ 導入により…
プラスチックごみの削減を含め環境保全の大きな目標として、
ネスレは2025年までの間に商品に使用するパッケージなどを100%リサイクル可能もしくはリユース可能にすると宣言しています。
(2020年には、新商品を含めたほぼ全ての大袋タイプ製品の外袋を紙パッケージ化へ)
外装紙パッケージ化が波紋を呼び、calbeeの一部商品や他のメーカーでも紙パッケージ化がみられる機会が増えましたね。
3.スターバックスコーヒージャパン

スターバックスコーヒージャパンは2022年6月13日から、
プラスチック製の蓋を付けずに冷たい飲料を提供する取り組みを、約1700店に拡大しました。
■拡大することで…
年間約100トンのプラスチック削減効果が見込まれるそう。
※このほかの取り組みとして、FSC認証紙ストローの導入や、国内店舗で限定メニューにおいて、使い捨てプラスチックの代用として、紙カップとストロー不要リッド(蓋)で提供するなど、脱プラに向けたさまざまな取り組みを導入しています。
4.ファミリーマート

コンビニエンスストアのファミリーマートは2022年10月4日から原則として、
店でプラスチック製フォークを提供するのを、全国の約1万6600店で10月4日からやめると発表しました。
■ 脱プラな取り組みにより…
竹箸や自分のカトラリーの利用が進むことで、プラ使用量は年約250トン削減される見込みだと推測されています。
フォークを希望する顧客には代わりに竹箸を提供。
フォークを希望する障害者や子ども、海外客らには、これまで通り無料でフォークを提供するそう。